妊娠中はどうしてお刺身を食べてはいけないの?妊婦さんが生魚を食べた時に起こるかもしれないリスクについて

妊娠中の妊婦さんは生魚、お刺身を食べてはいけない、と言われてますよね。

でもどうして生魚、お刺身を食べてはいけないのか?妊婦さんだって食べたいはずです。

みんなが食べていたらなおさら。

やまだ

この記事では妊娠中はどうしてお刺身を食べてはいけないか、その理由についてまとめてみました!

身近に妊娠中の方がいらっしゃる方はぜひ読んでみてください。

妊娠中にお刺身やお寿司を食べてはいけない理由

魚(魚介類)には良質な動物性のタンパク質が含まれています。

ビタミンDやビタミンE、B12やカリウム、カルシウム、マグネシウムなどの必須ミネラルの他に、DHAやEPAといった高度不飽和脂肪酸も多く含まれカロリーも低い。

つまり!健康的な食生活には欠かすことができない食材です。

しかし、妊娠中はリステリアなど食中毒を起こす菌が潜む可能性があるという理由で生魚はお刺身で食べない方が好ましいです。

お刺身(生魚)に潜む細菌・原虫とは?

主にお刺身や生魚に潜むリステリアという細菌、青魚に寄生していることが多いアニサキスが食中毒の原因です。

リステリア菌による食中毒

リステリアはお刺身(生魚)など、どこにでもいる細菌です。リステリア菌に感染すると食中毒を発症します。

発症すると、発熱や悪寒、頭痛、背中の痛み、嘔吐などの症状が出ます。妊婦さんが感染すると胎盤を介して胎児にまで感染が及ぶ可能性があります。

万が一胎児に感染が及ぶと流産や早産、最悪の場合赤ちゃんが死に至ることもあります。

リステリア菌の感染を予防する方法
  • 冷蔵補存していたものは期限内に消費する
  • 必ず加熱処理をして食べる
  • スモークサーモンなど完全に火の入っていないものは感染のリスクがあるので控える

アニサキスによる食中毒

アニサキスは寄生虫の一種です。アジ、サバ、サケ、秋刀魚、カツオ、イワシ、イカなどの魚介類に寄生しています。

生で寄生した魚介類を食べると、アニサキスが人の胃壁や腸壁に入り込んで、激しい腹痛や気持ち悪さ、吐き気などを引き起こします。

現在のところアニサキスが妊娠中の妊婦に対して吐き気や吐きすぎたことによる脱水症状を引き起こすことはあっても胎児へ悪影響を及ぼすという報告はありません。

アニサキスによる食中毒を予防する方法
  • 必ず魚の中心部まで加熱をする
  • 冷凍処理(−20度以下で24時間以上冷凍処理)
    (家庭用の冷凍庫は−18度まででアニサキス処理には不十分です)
  • 酢、しお、醤油、わさびでは死滅しないので注意
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妊娠中はお刺身(生魚)以外は気にせず食べて大丈夫?

お刺身(生魚)は注意しなければいけない!ということがわかったと思います。

でも、加熱してあればいくらでも食べて大丈夫!ではありません!!

食物連鎖のトップにいる鯨やサメ、マグロなどは水銀を多く含んでいると言われています。

加熱調理で細菌や寄生虫を殺菌できても水銀を取り除くことはできません。特に水銀を含むと言われている種の魚をできるだけ避けて食べるようにすれば安心です。

水銀を多く含む魚

金目鯛、メカジキ、クロマグロ、メバチマグロ、エッチュウバイガイ、キダイ、マカジキ、ユメカサゴ、南マグロ、クロムツ

食べて大丈夫だけれど量に注意したい魚

キハダマグロ、ビンナガマグロ、メジマグロ、鮭、アジ、サバ、イワシ、秋刀魚、タイ、ブリ、カツオ

妊娠中はお刺身(生魚)を必ずしも食べてはいけないわけではない

ここまで、食べてはいけない理由をお伝えしてきました。

ただ、必ずしも妊娠中にお刺身(生魚)を食べてはいけないわけではありません。

お伝えしたように、生魚には健康な人でも食中毒のリスクはあります。だから健康だからと言って安心な訳ではないのでその点は理解しておいてくださいね!

100%安心とは言えませんが、妊娠中にお刺身(生魚)を食べても大丈夫、と言える条件がありますのでご紹介しますね。

食べて大丈夫な条件

  • 鮮度管理の行き届いたお店で提供されるもの
  • 信頼のおける方が調理した場合
  • 清潔な場所で調理提供される場合
腐ったものを食べてしまったら体調を崩す

妊娠していても、していなくてもそのことは変わりません。
たまたま食べたら当たってしまった、というのが妊娠中か妊娠中でないかということです。

当たって自分が苦しむだけで済まないのが妊娠中。

最後はご自身の判断ということになります。

妊娠中はどうしてお刺身を食べてはいけないの? のまとめ

最終的に妊娠中にお刺身を食べるかどうかはご自身の判断。

必ずしも食べてはいけないわけではありません。もしどうしても食べたい!という時はリスクがあることを承知の上で食べるようにしてくださいね。